予備自衛官雑事記

予備自衛官のあれやこれや

破傷風の予防接種と予備自衛官

※当記事は公開情報を元に支障のない範囲で記述しておりますが、もし問題がある個所がありましたら筆者まで一報頂ければ幸いです。また記事の内容は投稿日現在のものです。

 

※最新かつ正確な情報を知りたい方は地方協力本部にご確認ください。

 

 破傷風とは破傷風菌が作る毒素によって引き起こされる感染症です。破傷風菌は通常、芽胞の状態で土の中に生息していますが、傷口などから体内に侵入すると増殖し毒素を出します。現在、日本では年間百人が破傷風を発病し、5~9人が死亡しているとの事です。

 

 自衛官はケガ等による感染リスクが高いため、入隊後に全員が破傷風の予防接種を受けます。またその後10年間隔で追加接種も行われています。

 

 ただ、予備自衛官即応予備自衛官については所属地本や部隊によって対応がバラバラのようです。無料で追加接種を受けることも出来るみたいですが色々と条件があったり、地本によってはそういう情報を予備自、即自に全然広報してくれず、こちらから聞かないと受けられないという所もあります。

 

 自費で受けた場合は数千円とはいえお金がかかりますし、また接種証明書を地本に提出を求められる可能性(自衛隊側が追加接種の有無を確認できないため)もありますので最終接種から10年以上経過していて破傷風の追加接種を考えられている方は、一度地本に問い合わせてみても良いかもしれません。