予備自衛官雑事記

予備自衛官のあれやこれや

予備自をやろうと思っている現職隊員向け捨てない方が良い物リスト

※当記事は公開情報を元に支障のない範囲で記述しておりますが、もし問題がある個所がありましたら筆者まで一報頂ければ幸いです。また記事の内容は投稿日現在のものです。

 

 陸上自衛隊に入隊すると、1任期で退職したとしてもそれなりの私物装備を抱えることになります。若い陸士などは任期満了時にそのほとんどを処分したり後輩や同期に譲って退職していくと思いますが、予備自や即自をやろうと思っている人は手元に置いておいた方が良い物もいくつかあります。今回は具体的にどのような物が予備自、即自の訓練で必要になってくるのか、私の経験から紹介してきたいと思います。あくまで個人的な意見ですが参考にしていただければ幸いです。

 

迷彩シャツ・ODシャツ

 予備自、即自の訓練で使います。10枚もあれば即自の訓練でも大丈夫ではないかと。即自で私が参加した最長の訓練は確か連続6日位だったと思いますが、洗濯機が使えない環境だったため予備を入れて7~8枚ぐらい持って行った記憶があります。また、災害招集では近年1週間~10日ぐらいの招集になる事が多いみたいなので、即自をやろうと思っている人は現職の時に持っていたシャツは捨てずにおいていた方が良いと思います。

 

皮手袋

 予備自、即自共に使います。即自では訓練で必須ですし、予備自の訓練でも軍手が貸し出される場合もありますが、実際の訓練では皮手袋携行を指示される場面も多いので用意しておいた方が良いです。

 

脱落防止

 正式名称は分かりませんが、弾帯等に装着した装備や銃剣が落ちないようにする、紐にスプリングフックがついたアレです(陸上自衛官なら多分この説明で分かるはず)。予備自ではほぼ使う機会はありませんが、即自では装備を付けて演習場等で訓練することも多いので頻繁に使います。

 

足輪っか

 部隊によって「裾落とし」とか「足飾り」等々色々と呼び方はあるみたいですが、式典の時とかで使う迷彩ズボンの裾が綺麗に見えるようにするヤツです。これも予備自で使う機会はないですが、即自の場合は観閲式に参加する時もあるのでたまに必要になったりします。まぁ、私も即自の時は年に1回使うかという位でしたし、いざとなったら新聞紙で代用できるので強いて持っておく必要はないかもしれませんが…。

 

私物の作業帽(戦闘帽)、弾帯

 貸与されますが紛失防止等の理由で訓練中にあまり官品を使いたくない人は持っておくのもアリです。

 

私物の背嚢

 予備自、即自の訓練で使います。特に予備自の訓練招集では雑嚢が交付されない部隊も多いので、射撃場等へ行くときなど雨衣やペットボトルを入れるものがありません。必然的に私物の背嚢が必要となってきますので、持っておいた方が良いと思います。

 

耳栓

 言わずもがな、予備自、即自共に射撃で必須です。

 

靴磨きセット

 予備自、即自の招集訓練時には部隊の方で用意してくれるのですが、順番待ちが発生する場合もあるので被服返納を手早く終わらせたい人は持っておいても良いと思います。

 

ジャージ、運動靴、上履き等々(体育服装)

 予備自、即自でも体力検定、体力錬成はやるので必要になります。また体育館で訓練を行う事も多いので上履きも必要です。

 

身分証ケース

 即自の場合は現職と同じカードタイプの身分証が交付されるので必要になります。

 

 これらの物品は訓練招集時に駐屯地の売店で買うことも出来ますが、今持っているものをわざわざ買い直すのも損ですので、現職時代にそろえたものは予備自、即自訓練でも有効活用して頂けたらと思います。その他、「これも必要だろ」というものがありましたらコメント欄で指摘して頂けるとありがたいです。