予備自衛官雑事記

予備自衛官のあれやこれや

日本版G.I.Bill(退職自衛官向け給付型奨学金)の続報について

※当記事は公開情報を元に支障のない範囲で記述しておりますが、もし問題がある個所がありましたら筆者まで一報頂ければ幸いです。また記事の内容は投稿日現在のものです。

 

 以前、退職した任期制自衛官への奨学金について記事を書きました。

 

reserve-f.hatenablog.com

 

 これについて隊友会の機関紙「隊友」令和2年10月号に詳細が記載されていたので紹介したいと思います。記事本文より概要を抜粋しますが、全文を参照したい方は以下のリンク先を参照ください。

 

taiyukai.or.jp

 

 以下記事概要。

 

 防衛省は任期制自衛官で任期満了後に国内の大学に進学した者に対して、在学期間中に即応予備自衛官予備自衛官に任官した場合は一定額の給付型奨学金を支給する制度を創設する(一般曹候補生は含まれない模様。給付型とは原則返済不用の奨学金の事)。

 

 制度開始は早くても令和3年度から。

 

 対象となるのは4年制大学のみで、短大や専門学校は含まれない。

 

 予算要求上の給付額は即応予備自衛官の場合、入学金相当額約28万円に加えて学費相当額として1年間に54万円。合計すると4年間で244万円。これは国立大学学費の標準額に相当する。予備自衛官は即自の6分の1の金額(入学金相当額約4万6千円、学費相当額は1年間で9万円となり、4年間で約40万6千円となる)。

 

 給付型奨学金を受けている即応予備自衛官予備自衛官も訓練招集手当や災害派遣手当が支払われる。