予備自衛官雑事記

予備自衛官のあれやこれや

地本ホームページのお役立ち情報

※当記事は一般公開しても支障のない範囲で記述しておりますが、もし問題がある個所がありましたら筆者まで一報頂ければ幸いです。

 

 自衛隊の総合窓口である地方協力本部。一昔前は地方連絡部(地連)と称し、募集担当の広報官をチレンジャー等と呼んでいたのも今は懐かしい話。全国50ヶ所(北海道4ヶ所、その他都府県各1ヶ所)に置かれ予備自衛官関連業務も地本が担当しています。

 

 これら地本にはそれぞれホームページがあり、予備自衛官訓練予定表が掲載されていたりするので(地本によっては訓練期間から担当部隊まで分かります)私はよく閲覧したりしているのですが、そのほかにも結構役立ったり面白いことも書かれているので少しご紹介いたします。

 

千葉地方協力本部

平成30年度新設 補給大隊について

 平成30年に新設されたコア部隊、第103補給大隊(霞ヶ浦駐屯地)の情報を見ることができます。普通科連隊の即自ですと、D、F日程で4日間連続の訓練に出頭しなければなりませんが、補給大隊だと訓練出頭は最大3日間連続の訓練になるとのことです。

 

 社会人として働きながら即自をやっている方には今更の話ですが、土日がかぶっているとはいえD日程やF日程の訓練で4日連続間出頭するのは仕事との兼ね合いでかなりきついです。訓練出頭が最大3日というのは1日の差といえど職場との調整がだいぶ楽になるのではないでしょうか。

 

 コア部隊の補給大隊はこの他に中部方面後方支援隊の第101補給大隊(桂駐屯地)と東北方面後方支援隊の第102補給大隊(仙台駐屯地)があります。この他にも各方面後方支援隊隷下の弾薬中隊や普通科コア部隊の整備を担当する普通科直接支援中隊もコア部隊です。

 

 一時期は普通科に集約されていた即自も現在は部隊のバリエーションが増えつつあるようですので、後方職種出身で即自をやってみたいけどいきなり普通科はなぁ…と思っている方がいれば、こちらの方を目指してみてもいいのではないかと思います。

 

栃木地方協力本部

予備自衛官各種届出について(リンク先の一番下)

 予備自衛官に必要な各種届出の書式がダウンロードできます。宛先が「気付先 自衛隊栃木地方協力本部長」となっているものは栃木地本所属者しか使えませんが、参考にはなるのではないかと思います。

 

 なお、届け出の書式は神奈川地本HPでもダウンロードすることができます。

 

静岡地方協力本部

予備自衛官等への重要なお知らせ

  自衛隊で取得した第1種大型自動車免許の但し書き(大型車は自衛隊用自動車に限る)は警察で削除できますが、そうしてしまうと免許が中型自動車扱いになり予備自衛官になっても自衛隊の大型車両を運転できなくなるとのことです。

 

 このお知らせページにはその他にも「私物の迷彩服を訓練で使用できますか」など色々と情報が充実しているので一度ご覧になってはと思います。

 

神奈川地方協力本部

予備自衛官等志願

  メールフォームから予備自志願が可能です(基本は神奈川県在住の方限定ですが)。恐らくメールフォームで予備自に応募できるのはここぐらいかと思います。

 

茨城地方協力本部

予備自衛官等制度について

  ページの一番下にある「予備自衛官等制度について詳しく見る」で表示されるパンフレットが非常に充実しています。予備自志願に当たって大抵の疑問はこれを読めば解決すると思います。ただし、志願上限年齢など一部古い情報が混じっているので注意。

 

 この他にも、災害招集に参加した予備自衛官の体験記、女性予備自衛官へのインタビュー、訓練内容の紹介など様々な情報が掲載されています(中には防衛省予備自サイトへのリンクだけという地本もありますが…)。一度、自分が住んでいる都道府県の地本ホームページを覗いてみてはいかがでしょうか。新しい発見があるかもしれません。防衛省のホームページには地本のアドレス一覧が出ています。

 

 なお、予備自とは直接関係ありませんが、最近は自衛隊関係のイベント情報も地本のホームページやツイッターフェイスブック等で積極的に発信されています。興味がある方は併せてご覧ください。